しかし、長年使われてきた種名なので、国内外のナーセリー等では、いまだに良く使われ続けているという状況ですが、産地が不明な来歴の栽培品が殆どなのが難点です。なお、国内ではローマ字読みでユッシエウイと良く書かれますが、この種名はフランス人植物学者のAntoine Laurent de Jussieu氏(ジュシュー氏)に献名されています。
また、近年は分類学的にもE. heinrichianaやE. curvispinaのシノニム扱いにするのがメジャーでしたが、2019年のP. C. Guerrero et. al.による遺伝子解析論文で独立種として扱う学説が提示されました。論文を読む限り、明らかに独立の系統を示しており、またE. heinrichianaとは見た目にも明らかに区別できることから、個人的には独立種で良いように感じています。