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平家物語 巻六 一冊 刊期等不明
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商品説明
25.4×18.6㎝
全30丁
【題箋】無し
【内容】
目録 1丁表
一 しん院ほうきよ（新院崩御）の事 2丁表
二 こうゑう（紅葉）の事 3丁裏
三 こかう（小督）の事 7丁表
四 めぐらし（廻）文 12丁表
五 入道せいきよ（逝去）15丁表 【画像６・７参照】
付 経のしまの事 18丁裏
六 じしんぼう（慈心坊）事 19丁裏
七 ぎをん女ご（祇園女御）の事 22丁裏
八 すのまたかつせん（州俣合戦） 24丁裏
付 しはがれこゑ（嗄声）の事 26丁裏
九 よこたかはらかつせん（横田河原合戦）の事27丁裏～30丁裏
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【参考】清盛が熱病におかされ「あっち死に」した事は有名である。
五 入道逝去
同二十七日、前右大将宗盛柳、源氏追討のために東国へ既に門出と聞こえしが、入道相国違例の御心地とて留まりたまひぬ。明くる二十八日より、重病を受けたまへりとて、京中、六波羅、「すは、しつる事を」とぞ囁きける。
入道相国、病付きたまひし日よりして、水をだに喉へも入れたまはず。身の内の熱き事、火を焚くが如し。伏したまへる所、四五間が内へ入る者は、熱さ耐へ難し。ただ宣ふ事とては、「あたあた」とばかりなり。少しも只事とは見えざりけり。
比叡山より千手井の水を汲み下し、石の舟に湛ヘて、それに下りて冷えたまへぱ、水夥しく沸き上がって、程なく湯にぞなりにける。もしや助かりたまふと筧の水をまかせたれば、石や鉄などの焼けたるやうに、水ほとばしって寄り付かず。自づから当たる水は、焔となって燃えければ、黒煙殿中にみちみちて、炎渦巻いて上がりけり。********************************************************************
【刊期等】不明
【因みに】
各巻の目録番号が「四角の中に漢数字」で書かれている物を探したが、「○の中に漢数字」はあったが、見つからなかった。
袋部分の紙切れが多いので、かなり古い版と考えられる。
※袋部分の紙切れ多数。
※全体的に、経年によるくすみ、汚れあり。
※経年による紙の劣化、変色、斑点状の染み、多数あり。
※梱包材の再利用に努めています。ご理解下さい。
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