ヘルムート・パウル・エミール・ヴィック(Helmut Paul Emil Wick)少佐はドイツ空軍のエース・パイロットです。早く戦死したため撃墜機数の56機はドイツ空軍としては目立たない存在となりましたが、バトル・オブ・ブリテンでの戦死当時はアドルフ・ガーランドやヴェルナー・メルダースを抜いてドイツ空軍のトップでした。写真のマークは「第2戦闘航空団(JG2)リヒトホーフェン)のシンボルマークです。第一次大戦のトップエース「リヒトホーフェン」の名を冠した第2戦闘航空団はドイツ空軍のエリート部隊でした。