各問題を解くためには、学部の授業程度の有機化学的知識と、たとえば、“Spectrometric Identi fication of Organic Compounds" (R. M. Silverstein, G.C. Bassler:邦訳,荒木咬,益子洋一郎、“有 機化合物のスペクトルによる同定法”、東京化学同人)とか“Applications of Absorption Spectro scopy of Organic Compounds”(John R. Dyer:邦訳、柿沢寛、「有機化合物への吸収スペクトルの 定用、東京化学同人)の本にあるような、赤外線、紫外線、NMRおよび質量スペクトルについて の基礎的知識が必要である。
函、ヤケ、汚れ
ページ内書き込み多し
序
この本は有機化合物の構造決定に関する興味深い問題を集めたものである。問題は二つの群にお きてある、前半の80間は合成化合物の分析に関する問題であり、後半の20間は天然物の構造決定に 関する問題である、各群において、問題がすこしずつむずかしくなるように配列した 。
各問題を解くためには、学部の授業程度の有機化学的知識と、たとえば、“Spectrometric Identi fication of Organic Compounds" (R. M. Silverstein, G.C. Bassler:邦訳,荒木咬,益子洋一郎、“有 機化合物のスペクトルによる同定法”、東京化学同人)とか“Applications of Absorption Spectro scopy of Organic Compounds”(John R. Dyer:邦訳、柿沢寛、「有機化合物への吸収スペクトルの 定用、東京化学同人)の本にあるような、赤外線、紫外線、NMRおよび質量スペクトルについて の基礎的知識が必要である。
若干の例外を除いて、各問題とも1962年~1966年の化学雑誌の論文および報告に記載された実験 データを使用した、実験データは主として化学的、物理的、スペクトル的データを集めたものであ るが、スペクトルだけを使用した問題もすこしある、しかし、これらのすべての問題において。 データは文献に報告されたものをそのまま用いた、約1/3の問題においては、問題にされている未知 化合物のスペクトルのチャートを示した。
問題にはいる前に、赤外線、紫外線、NMR スペクトルにおけるスペクトルと分子構造の相互関 張を示す最も一般的な表を記載した、また、赤外線吸収スペクトルに必要な波長一波数の換算表を・・・