Finish:Gloss Nitrocellulose Lacquer
Neck:1P Mahogany

Neck Profile:50s Round

Fingerboard:Rosewood
Neck Pickup:Classic 57

Bridge Pickup:Classic 57 Plus

Bridge:Nashville Tune-O-Matic

Tailpiece:Stop Bar

Tuning Machines: Kluson

Control Knobs:Gold Speed Barrel
Weight Relief:None
Weight:4.2kg

当機は2000年〜2010年代にギブソンのレスポールが多様な方向性に進んで行く中で、クラシカルなレスポールとして、求められる原点に立ち返ったようなスペックを踏襲したモデルです！
ボディトップのメイプルは贅沢にAAフイギュアド・メイプル・トップが採用され、角度によって美しいトラ杢が揺らめくように浮かび上がってきます。ボディバックのマホガニーはうねりが美しい材が使われており、2012年まで採用されていた９ホールウェイトリリーフを廃した完全なソリッド仕様となります。これが今でも多くのレスポールファンに求められている仕様で、この年のモデルを探す方も多くいるようです。

トータルウェイトも4.2キロと程よく、レスポールらしい伸びやかなサスティーンもありつつ、押し出し感のある仕上がりになっています。

塗装はオールラッカーフィニッシュを採用しており、トップは上品で濃厚なアイスティーバーストのような色合いに、バックは褪色が進んだような渋いブラウンライクな塗装となっています。
ネックもバーストを強く意識したような50年代のラウンドシェイプを感じさせつつ、太すぎず違和感の限りなく少ない形状になっています。指板はハカランダのような赤黒いうねりが出ており、現行のレスポールでは真っ黒なローズウッドが多く、今ではあまり見られない色合いです。

ピックアップにはGibson PAFを踏襲したヴィンテージライクなサウンドが魅力の57クラシック&57クラシックプラスを搭載。フロントは非常に艶やかで煌びやかなトーンと、ウォームさやまろやかさも兼ね備えたサウンド、ニュアンスを再現する繊細なトーン、正確なレスポンスが魅力です。リアの57クラシックプラスはこのピックアップの特性の良さはそのままに、よりパワーのあるサウンドで、ハードドライヴサウンドにも心地よく幅広く対応するサウンドです。

ブリッジはナッシュビル・チューン・オー・マチック&ストップテイルを、ペグはクラシカルなクルーソン・ペグ＋グリーン・キーを採用しています。

誰もが求める伝統的なレスポールスタンダードのスペックを、良質な木材とパーツ、しっかりとした丁寧な作りこみや加工、組み上げまでの高いクオリティで再現しています。

音質はピックアップの特性もあり、バランス良くニュートラルで素直なサウンドが特徴的です。現代的なパワー感や音の粒立ちの良さを持ちつつ、レスポールとしての個性もしっかり併せ持ち、あらゆる場面で活躍できる鳴りの良い個体です。
まさにレスポールサウンドの基準となるようなトラディショナルな一本です。

こちらは年代の割に使用感はかなり少なく全体的に良好な状態です。ボディバックに数箇所小さな打ち傷や、一箇所塗装の剥がれがありますが、そのほかには目立った傷もなく、年代としてはかなり美しいコンディションです。
ネックコンディションも良好でトラスロッド余裕も有り、フレットもほとんど減っておらず演奏面も問題なく良好です。

付属品
ギブソンハードケース