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ONKYO C-1000 高精度クロック交換点検整備改良品
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ONKYOさんのC-1000のプレーヤを知っていますか？バブル期のフルサイズシステムコンポで、100シリーズ、200シリーズなどの最上位の機種として発売されていた、超高級コンポのプレーヤーでした。
このC-1000、シリーズ最上位のものだけあって、圧倒的ではないのですが、聴きこむと、他のものより、中低域の広がりや厚みがあって、手を入れれば、
良くなるだろうことを、想像させてくれます。C-705などのミニコンポシリーズとも、やはり似てはいますが、ノーマルで聞いても、落ち着いた上品さに余裕が感じられ、お勧めできます。値段を考えれば、当たり前ですけど。
最近の機種、C-7030などになると、クロックも高精度なものを採用していますし、パーツ等も表面実装品などを多用して、すっきりとした、解像度の高い音でやはり現代的な音質です。
人によっては、やや押しの強い音楽的な魅力をとるか、すっきりとした解像度の高い自然さををとるかくらいの好みの問題と言えるかもしれません。
ONKYOファンにとっては、他メーカーのものに交換することを考えれば、その差は小さなものかもしれません。
では、C-1000をグレードアップすることが出来たら、面白いとは思いませんか？
なぜ、このような話をするかと申しますと、ONKYOさんには他メーカーにあるようなリファレンス機と言われるような高級機がないので、
ONKYOファンに満足いただけるようなマルチビット系の高級機があればこんなものが出来たのでは？というのをつくってみよう！という気持ちからでした。
C-705に始まり、いろいろな機種にてクロック交換をして、試してきましたが、この機種に生かす為に試行錯誤してきたものであります。クロック交換、至上主義ではないのですが、古いプレーヤーには特に効果が高い場合がありますので試聴して効果が高い場合は採用しています。又、この機種もすでに5台以上手を入れ、その都度、より改良を加え続けてきましたが、音質的には自分的にはある一定以上の満足のいく結果が出たと思っています。
内部にも、十分なスペースがありますので、全ての使用するパーツにもこだわってみました。実際は、かなり試行錯誤があり、完成するまで、少しずつ詰めていったので、構想からは数年かかっています。
交換時にも、新たなことが分かったりして、ずいぶん遠回りをして、その時その時出来うる最高と思う完成品を、仕上げる度に、よりパーツや追加装備にて改良を続けた結果の一台です。
パネル内部を含め、基板上の電解コンデンサはすべて新品交換、オーディオ部には、私の好みを組み合わせて、オーディオ用のコンデンサに交換致しました。出力廻りの抵抗も、オーディオ用へと交換してよりこのプレーヤーの性能を引き出せることができました。リードを長くとり不安定だったコンデンサも足場を作り安定させました。
でも、なぜかこのオーディオ部だけはかなりスペースが狭くごちゃごちゃとしていますので、狭い場所にあるレギュレータには、さほど温度は上がりませんでしたが、一応、放熱フィンを取り付けました。
ここに、直列タイプのオペアンプが、４つ使用されていましたが、折角なので、こちらもグレードアップするために、専用変換基板を用意しました。
出力側にはOPA1612を配置。入力側には、手持ちのOPA627AUを秋月電子さんで売られている１回路オペアンプ→オペアンプデュアル化基板を採用。薄膜高分子積層コンデンサー搭載で、安心感が違います。
（OPA627に関しては、本物ということで手に入れ、端子間抵抗値が正常（規定値）であることを、確認していましたが、より正確を期するために内部基板まで分解して、マイクロスコープにて基板上にバーブラウンを証明するBBの刻印を確認済。）
こちらに証明画像
https://30d.jp/noritama8192/10
又、長く使用して頂けるように、出品に合わせ、ピックアップのユニットを新品交換致しました。
と、ここまでが、『 前回 』の改良。
今回の目玉は、サーボ基板用にトランスを追加して、アナログとデジタル回路の給電を分離して、より高級機に見劣りしない電源を備えました。又、クロック用の電源も、
トランスから直接分離して給電しており、よりクリーンに余裕のあるものになっています。音質の傾向はそう変わりませんが、より余裕が出たように感じます。
それに伴い、レギュレーターも新品にして、元々なかった冷却用にヒートシンクを設置。しかし特に高温になることはありませんでした。実測済。
更にもう一点、電源コードです。専用の電源コードを作成しました。端子は銅メッキタイプでホスピタルグレードのものですが、素直な聞き疲れしない音質でなかなか相性は良いと踏んでいます。
大きな改善と言えば、音質とは全く関係ありませんが、見た目の問題です。パネル面は、部分的に金メッキ（蒸着タイプ）が使用されていますが、一部劣化して見栄えが悪くなっていました。
そこで、金メッキ部分を下処理をしたうえで、自動車用のメタリック塗料で塗装しています。小さな所で、パーツも取り外すなど、手がかかりましたが、これにより、古さを感じさせないシンプルながらも上品さを兼ね備えたデザインに変更しています。
外観の大きい画像はこちらから
https://30d.jp/noritama8192/14
整備内容
・すべての整備が終わって出品前に、ピックアップを新品交換。トレイベルトも交換。
・主電源が切れるようにトグルスイッチを設置。横に安全用のヒューズを追加。
・電源トランス前にトロイダルコアによるノイズ対策。
・デジタル用トランスを追加。デジタル部アナログ部の電源を分離。（手持ちのCDプレーヤーより流用後、追加トランス下の土台の補強済）
・全ての電解コンデンサを新品交換。オーディオ部と一部をオーディオ用に交換。（フロントパネル内も含む）
・マスタークロックを高精度のクロック（温度補償水晶発振器、元の１００分の１の精度程になる0.1ｐｐｍ、電源はトランスで分離後、超ローノイズ電源キットにより給電）を交換。
・オペアンプ4個を低雑音や精度のすぐれるものに交換。
・オーディオ基板部のジャンパー線の18本を銀メッキOFC単線に交換。
・出力部の抵抗をオーディオ用の抵抗に交換。
・RCAアナログ端子をロジウムメッキのものに交換。
・接点や端子の清掃、コンタクトグリス塗布。
・高低周波対策。
・その他。
確認事項
・CD再生いたしました。（CD-Rも数種のメーカーや種類のものは再生しましたが、相性等ありますのですべての保証はできません）
・すべてのボタン反応しました。
・アナログ出力、音声出力できました。
・デジタル出力から音声出力できました。
・基本的動作以外は、すべての機能を確認したわけではありませんので、その辺はご了承ください。
・リモコンでの基本動作確認できました。
・経年なりの中古なので、部分的に、目だつ傷やスレ等あります。気になる方はご遠慮ください。天板や側板などにも傷やスレあります。
・パネル面金メッキ部分をメタリック塗装済。
付属品
・リモコン（純正品ではありませんが、基本的動作が出来る他機種のものですので、リモコンでは一部使えない機能がある場合があります。又、機能確認のため電池を入れて確認しましたので、未使用ではありますがスレ等あるかもしれません）
・専用の電源コード（ソケットは銅メッキ端子タイプのホスピタルグレード）
参考
・パネル内表示のバックライトの明かりは元々無いので、発光しません。デザイン的にも、蓋を閉めて再生することの方が、実際は多いと思います。
注意点
・完全に電源を遮断するため、うらのスイッチで電源を入れて再生の一曲目がやや時間がかかります。入れ替えたりした2枚目からは、はじめほど時間はかかりません。
これだけのことをして、どう変わったのか？私個人の感想ですが、今まで触ったONKYOさんのプレーヤーの中でも、満足感は高いと言えます。
短所は、もともとONKYOさんの特徴というか、オールラウンドなところがあるので、尖っている点はあまり無く、どのジャンルも無難にこなしてしまうところでしょうか。
その分これにお勧めしますというセールスポイントが弱いかもしれません。いろんなジャンルをお聞きの方には、良いと思います。
余裕がありオーディオには、配線や電源にまでこだわり、１００万以上かけて、システムを組むというような方には、その程度のものと笑われるかもしれませんが、
私の知り合いの方にも、今は特に不満は無いんだけれども、もう少しだけ・・・といったONKYO一筋のファンの方もいますし、実際そう思われる方もいるのではないでしょうか？
現状ではONKYOさん自体高級機は存在しません。でも、ちょっとグレードの高い音質で楽しみたい方はいるはずだと思います。そんな方にお勧めしてみたい内容です。
こればかりは、聴いて頂くしかありませんが、第三者の意見として、今回は、前回のC-1000落札者様の感想（1か月使用して）をそのまま載せてみます。
こんばんは
購入し、デノン製アンプ 定価 約 15 万に繋ぎ M 6 Ⅲ で鳴らしてみました。
ジャズの低音ベース音の分解能力の高さに驚きました。
低音ベース音をクッキリと鳴らせるプレーヤーは、今までエソテリック DV-50しかありませんでした。
しかしながら、手離してしまい後悔しておりました。
失礼ながら、予想以上の音にたいへん満足しております。
個人の感想ですが定価 30万円 の製品クラスと 遜色ないですね！
良い買い物をしました。 ・・・前回購入されたA様より
それと、より第三者の目で確認して頂くために、私の信頼を置く本物を知る耳を持つ、T様にご協力頂き、試聴をして感想を頂きました。
T様はご自分で楽器も演奏されますし、専用のオーディオルームを持ち、プレーヤー歴も豊富な上、クラシックをこよなく愛している方ですので、クラシックファンの方には特に参考になると思います。ただ、インプレッション記事が長いので、下記で閲覧頂けます。
CDP試聴の感想
ホールが楽器の一部であることを思い出させてくれるCDPです。クラシック音楽の再生において、管楽器やピアノの音の拡散が禁欲的な音作りの多いCDPの中にあって、本機では間接音の微粒子の中から立ち上がるソロ楽器の音の抜けの良さが感じられます。また、音場が・・・続きはこちらから
https://noritama8192.exblog.jp/30910804/
T様には、エソテリックのマルチビットのアキュフェーズDC-91とも聞き比べてもらったのですが、流石にチップ性能の差からか大音量時、小さな部分の表現に差が出たようです。
ただ、発売当時80万、今でも20万以上で取引される機器を前にして、圧倒的な差は無く、かなり健闘したのではないでしょうか。
SACDやハイレゾもいいですが、コレクションのCDをちょっといい音質で楽しみたいという方にもお勧めします。
説明分の中で、書いた感想等に関しては、私個人の感想です。システムや各個人により、感じ方や聞こえ方は違いますので、参考までになさってください。
又、ここ最近オーディオ用の電解コンデンサなどの廃盤などが相次いでおります。今後はどのようになるか予想もつきませんが、このプレーヤーも一期一会になると思っております。
ぜひ、聞いてみたいという方とご縁が出来れば幸いです。
この商品説明は オークション落札相場サイト「オークファン」出品テンプレート で作成されています。
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