蒸気機関車 汽笛 C62の物である可能性あり(調査考察あり) 実物 実装時の修復跡あり 煤煙付着 コレクション放出品 稀少 鉄道廃品
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C62のものである可能性があります。
下記に調査と考察がありますので、ご一読下さい。
本体のサイズはおおよそ、
ドーム取付部からバルブまで 約42センチ(バルブ全開時)
高さ 約58センチ
笛部直径 薬34センチ(羽含まず)
重さは正確な秤が無いため分かりかねますが、体重計の計測でおおよそ30キロです。
もともと祖父のコレクションでしたが、祖父亡きあと、本体を分解しブラストをかけました。
年末の整理のため、このたびは売り切りで出品します。
笛部の羽に、ロウ付けの修理跡があります。(写真8枚目)
ブラスト施工時、煤煙の下から出てきました。
国鉄職員様が実装時のメンテナンス時に笛部を外す際にハンマーで叩き曲げてしまったため修理したと推測します。
笛部内側や細かな箇所には、未だ煤煙の付着があります。
家庭用コンプレッサーの圧縮エアーでは圧力が足りずカスれた音しか鳴りません。
連続して鳴らすには、実車同様の圧力(約1.6Mpa超)か本体加工が必要です。
大切に保管して下さる方、博物館等で展示して下さる方、また実車の保存会の方等の手に渡れば幸いです。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
以下、個人的な調査と考察です。(写真9枚目参照)
C62の実装品である可能性があります。
ブラスト施工時に、一般的な機関車の5室汽笛にはあまり見られない部品構成が見つかりました。
具体的には、写真9枚目の弁部外側ネジ部品が従来なら真鍮のものが、鉄製であることです。
高温かつ常に水濡れする部品が真鍮でなく鉄製なのかがどうしても気になり、初めはネット検索で汽笛の画像を見ましたが、この部品が鉄製の機関車は全く見つからず、また汽笛の種類等に関する情報は入手し難いため、実際に各地の保存機を訪れ見て回りました。
文献等では汽笛は5室は共通と書かれている事が多いですが、実際は細かな所が各形式により異なっています。
その中で、この汽笛にC62に該当する箇所が多く見つかりました。
京都鉄道博物館のC62の1号機、2号機、26号機は、見た感覚ですがこの部品が全て鉄製であり、他の形式は全て真鍮でした。
またバルブは形式ごとに形が少し異なりますが、ここ汽笛のバルブはC62に付いている形に該当します。
同じC62でも個体により、バルブの止め方が割りピンのもの、真鍮ナットのものがあるようです。
C62-2号機は割りピンでした。出品の汽笛は割りピンです。
車両限界の制限のため、汽笛を斜めに配置した他の機関車も、汽笛はそれぞれ異なるようです。
C61やD52は、笛部の羽の形やバルブの種類がC62とは異なり、またネジ部は真鍮製のようです。
ここで何故C62に付いている弁部ネジ部品が鉄製なのか考察します。
当方の考えでは、強度のためではないかと推測します。
それまで垂直が当然であった汽笛が車両限界のため斜めに取り付けなければならなくなった時、弁部に従来より変な方向に力が掛かることや、弁のメンテナンス時に真鍮より工具の力が掛かりやすい等があったため、試験的に鉄製になったのではないかと考えています。
上記の調査や考察はあくまで個人的なものであり、また当時のことは知る由もないので、もしかすると現存の保存機がたまたま鉄製だけであったり、汽笛についてはあまりメンテナンスに縛りがなく、他の機関車と入れ替わったりしていた可能性があることも否めません。
以上により、この汽笛は限りなくC62に合致する点が多いものの、確たる証拠はないため、その点を踏まえて入札して頂きますようお願い致します。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
鉄道廃品、長期保管品のため、完全を求める方、神経質な方は入札をお控え下さい。
また当方は細かな専門知識は持ち合わせておりません。込み入った質問にはお答え出来ない場合があります事をご了承下さい。
落札されてから3日以内に最初のご連絡が頂けない場合は、落札者様都合で削除を致します。
（2023年 12月 16日 20時 21分 追加）
鉄製部品のみサビ防止のため、クリアラッカーを吹いています。
本体はブラスト後は未塗装未加工です。
当然すが鉄部は磁石が付き、本体は付きません。