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小沱茶/しょうとうちゃ | |||||
プーアル茶を1回分づつ固めて、丁寧に紙で包んだお茶です。(沱茶とはお碗の形に固めたお茶という意味です。このお茶は小型なので頭に小が付いてます) | |||||
ご使用方法 | |||||
小さく固めてある1個を薄紙を剥がして急須やポットに入れ熱湯を注ぎます。初回のみ、お湯を数秒間で捨てます。色の出る限り飲めますので1個で1日中飲めます(約2L位)。夏は冷やしてどうぞ!是非この機会にお試しください。 | |||||
普市昌云茶有限公司 | 生茶 熟茶 各15粒 合計 30粒 | ||||
プーアル生茶と熟茶はどちらも保存熟成が可能ですが、熟成のしかた・熟成の目的には違いがあります。プーアル茶は新茶で飲むのも美味しいですが、保存することでお茶の熟成が進み香りが変化します。プーアル茶は長く保存すればするほど品質が上がるという人がおりますが、保存と品質は関係ありません。安いワインを何年保存しても、質自体が向上しないのと同じで、お茶の本質的な品質要素である、コクやボディはミネラルが関係しており、保存期間に関係無く安定しております。 | |||||
熟茶はまろやかな味と陳香とよばれる香りが特徴のお茶です。 | |||||
プーアル生茶の味は、フレッシュなものであればさっぱりとした口当たりで苦みとその後にくる甘み(回甘)があり、果物のような華やかな香りがします。年数を重ねたものになると苦みなど角の取れまろやかな味わいになり、香りも陳香と呼ばれる独特の香りが出てきます。 | |||||
熟茶の特徴は人工的発酵にある訳ですが、それは渥堆と呼ばれる工程でおこなわれます。ここで晒青毛茶を意図的に発酵させそれが熟茶独特の風味を生みだします。晒青毛茶に適度な水分と温度を与え主に麹カビ菌によって発酵が行われます。麹カビ菌は加えられる場合もありますが、日本の味噌や醤油のように「倉付き」の菌によって自然に発酵させることもあります。麹カビ菌によって茶葉は発酵され、ダイエットに効く様々な物質もこの工程で合成されます。こうしてできた熟茶は発酵食品としてダイエット以外にも様々な体に良い栄養素を含んでいます。 | |||||
発酵に関係する微生物は数が多く、はまだ完全には解明されていませんが以下のような菌類が関係しています。 | |||||
アスペルギルス類(aspergillosis Niger, Clauatus, Glaucus, etc..) | |||||
乳酸菌(Loctobacillus themophilus) | |||||
クモノスカビ類(Rhizopus) | |||||
ペニシリウム類(Penicillium) | |||||
カンディダ類(Candida) | |||||
ケカビ類(Mucor) | |||||
などが発酵に関わっていることが知られています。 | |||||
熟茶これらの微生物による発酵の過程で茶の質にいろいろと変化が起こり風味と色ががらりと変わって行きます。発酵によって茶葉は分解されお湯に溶け出す成分の量が増えるため出がよくなります。そして苦みや渋みも分解され丸くなり、その分甘みを強く感じるようになります。そしてとろみやまろみが出てきます。 | |||||
科学的成分で言うと、カテキン成分は重合し、没食子酸や重合カテキンへと変化します。そして緑色や黄色の色素も褐色や黒色の色素へと変化していきます。アミノ酸類は分解され、香気成分や高級糖類へ分解されて行きます。その結果熟茶は生茶には無かった様々な味わいを獲得し、結果お茶の可溶成分は生茶の状態よりも増加します。微生物発酵と同時に通常見られる熟成、酸化反応や時間の経過による分解も起こり、これら全てが混ざり合い深みのある味を作り上げ、お茶の中でも独特な黒茶、プーアル茶の風味を纏って行きます。 | |||||
生茶はその原料である晒青毛茶を袋につめ蒸して押し固めた物です。なので味わいは原料の晒青毛茶の特徴をそのまま受け継いでいます。製法的には緑茶の一種なのですが、プーアル茶(晒青毛茶)の原料は雲南大葉種なのでその風味は通常の緑茶とは異なります。そしてもちろんプーアル熟茶とも風味はまるで違うので始めて若い生茶を飲むとびっくりする人も多くいます。 | |||||
さて、その味わいで最初に気づくのはその香り高さです。プーアル生茶の殺青は日本の緑茶の様に蒸さず、鍋によって熱を加えて行くので茶葉のもつ成分が溶け出すこともあいません。そのため香り高く、花や果実のような香りがまず鼻に入ってきます。味は、生茶を口にすると物にもよりますが、苦みをまず感じます。そして苦みの去った後甘みを感じます。水色はできたての物は黄色からやや褐色かかった黄色ですが熟成とともに褐色が濃くなって行きます。 | |||||
できたばかりの生茶は通常の緑茶のような物なので苦味があるものも多くなります。しかし生茶は熟成されるにつれて味が変わっていくので、その変化を楽しむのも大きな楽しみになります。保存状況にもよりますが、通常、3年ぐらい経つとその味の変化を感じます。さらに年数がたって6年もすると味わいもだいぶ変わり熟成の味を感じることができるようになります。そして10年もたつと飲み頃と言われさらに10年20年かけて飲み頃のピークを迎えて行きます。 | |||||